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一路八
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宮城県石巻市出身、都内在住。
シンガーソングライター。37歳。


幼い頃より、演劇、朗読、詩作と一貫して表現活動を続けてきたが、これで食べていく力は自分にないと割り切り、一度教師の道を志す。しかし大学生活に得も言われぬ苦痛を感じ、一浪して入った大学を中退し、父が歯科医であり慣れ親しんでいるという安易な理由で歯科衛生士になる。


その後、開業医、総合病院の入院患者専門の歯科室勤務を経て、母校の専門学校が4年大になるのを期に3年次より編入する。


が、自分はそもそも学校という組織、お勉強、そして満員電車にまったく向いていないということをほぼ毎日突きつけられ、鬱になり、2年間休学した挙げ句に退学。国立大学2回中退という珍妙な事態に、一体自分は何なんだ何がやりたいんだと放浪する日々を過ごす。


狂ったようにカラオケに通い、アルバイトの時間以外のほとんどを歌に費やすようになり、もしや自分は歌いたかったのではと28歳にしてやっと気づく。


出られそうなイベントを探し、クラブ、ライブハウスで歌うようになり、バンドを始め、少しずつ観客も増えた。


しかしその矢先、東日本大震災で故郷の石巻が被災、生家も津波を被り大規模半壊指定を受けた。


衝撃は静かに深く侵食していき、3ヶ月で体重が10kg増加し関節痛で歩行困難になる。また、次第に聴力が低下、声も高音低音が出なくなり歌えなくなる。


そんな時、金剛流御詠歌と出会う。


すがるように歌を習う中、少しずつ聴力と声が回復し、それをきっかけに作詞作曲を始める。


ライブを少しずつ始め、曲も書き、再スタートを切れるかもしれないと思い始めたとき、腎臓に病気が見つかり、立ち上がることさえ困難になり、活動停止。だましだまし歯科衛生士をしつつ闘病の日々を送る。


2年間の闘病を経て概ね回復、平成29年より音楽活動を再開する。37歳にしての再スタートとなった。


自分のルーツは何か、どこにあるのか、自分に繋がる歴史、そこに数多存在している名もなき人々の思いを感じて歌にして届けることができれば、それが最上の喜びです。


作った歌が詠み人知らずの歌になり、たくさんの人の間を渡り歩いて生き続けられるように、そんな歌を作れるようになること、それが私の目指す場所です。