ぼくがいちばん好かないのは、
“あたしなんか”という女性だね。
屈折している。
“あたしなんか”といいながら、
その実、相手に、
“そんなことないですよ”
といってもらいたいんだ。
(岡本太郎)
私もこういう女です。
どうしようもないです。
だから、歌なんぞ歌ってないとやってらんないんです。
でも歌だけだと、ただの痛いだけの人とになって、また生きるのが辛くなるので、歯科衛生士なんぞやって、ひたすら事実と現実を直視する、まやかしなんぞ存在できない場所に身を置きます。
いったり来たりしながら「あたしなんかって言ってれば傷は軽くて済むかもよ」と囁いてくる嫌らしい小人と付き合っています。
自覚があった上で、学びを重ね、自分を成長させることができるのなら、「あたしなんか」もきっと悪くはない。
自覚なく計算高い、態度と中身が裏腹な輩を見ると、たまにはっ倒したくなりますが、それもまた鏡合わせというやつで。