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    発達障害のこと
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      発達障害の当事者でありカウンセラーである吉濱ツトムさんのTwitterを読んで、いろいろ吹き出してしまいました。


      @yoshihama_tさんのツイート: https://twitter.com/yoshihama_t/status/1028441633606447104?s=09




      声を大にして言いたい!


      何より、詳細な情報や知識を持つべき医師の無知や誤診や無神経な一言がどれだけ当事者を苦しめるか、もっと認識してほしい。


      医療系大学にいた時、周りと足並みが揃えられず、提出物が遅れたり、実習で足を引っ張ってしまったり、しどろもどろになったり、挙動不審になったり、突然手足が震えだしたり、泣き出したり、ということがよくありましたが、誰も私に発達障害があることを見抜けなかったし、学内での誤診による薬剤投与でまともに思考ができなくなったりした。


      発達障害の特徴と照らし合わせれば、すぐに解答が出るものを、根性論や一般論でことごとく片付けられた。


      私に発達障害があるのではないかとはっきり言ってくれたのは、医師でもカウンセラーでもなく、占い師の先生だった。


      特に目立った障害や、日常生活を送ることにさほどの不自由が見られない限り、日本の社会では「健常者」として扱われる。でも、それは裏を返せばこの国に蔓延する他者への無理解、無関心の表れなのではないかと思う。


      発達障害者、特にアスペルガー症候群の当事者は、内面が表に出にくい。感情にあった表情を自然に作ることが難しい。でも感情がないわけでは全然ない。乏しい表情の内側では、いつも感情がぐるぐる沸き立ってもがいて足掻いています。


      でも、よほど親しい間柄でなければ、そこまで察することはまずありません。


      最近になってようやっと、初対面の人に


      「表情を作ることが苦手です。感情を表すときにどこの筋肉をどれくらいの力でどの方向に動かすか全て計算した上で慎重に動かしています」


      「目を合わせることが苦手です。目を合わせることに集中しなければならないので、ろくに話を聞けなくなりますし、会話もできなくなります」


      「脳のスタミナがあまりありません。スタミナ切れを起こすと入ってくる情報を処理しきれなくなるので突然泣き出したりします」


      ということを説明できるようになりました。


      でも、話す度に胸の奥にあるとても大切な何かを自ら切り刻んでいるような、何ともやるせない感情を覚えます。


      せっかくの出会いがたち消えてしまうかもしれない、理解されないかもしれない、という覚悟で、一言一言絞り出すように伝えます。


      中には、理解している体で、あえて目を覗きこんでくる人もいます。本当に合わせられないの?できないの?とでも言うかのように。何の悪意もなく笑いながら覗きこんできます。


      その度に、心が壊れそうになります。理解を強要しているわけではありません。ただ、痛んでいる心が表に出てくれない現実がとてもつらいのです。


      発達障害はわかりにくいです。当事者同士は何となく感じるものがあり、あ、この人そうかも、と思うことも少なくありませんが、定型と言われる人たちからすれば何がどう違うのか、とてもわかりにくいのだろうと思います。


      だからこそ、せめて医療の現場だけでも、と思ってしまいます。


      人の心は強いです。でも、とても簡単に傷つくものでもあります。


      少しの理解、少しの知識で、傷つけずにすむ現場がたくさんあると思います。


      現に私も発達障害の勉強をし始めてから、人に対する接し方が幾分か変わりました。


      直接伝えることはありませんが、この人はもしかしたらそうかも、という人に出会ったとき、発達障害者の特徴を頭の片隅に置くことで気持ちの良い時間を過ごせたこともあります。


      100人いれば100通りの特徴があります。全てを知り尽くすことはおおよそ不可能だと思いますが、人を「自分の価値観という枠組み」に嵌め込まないためにも、知識、情報、は非常に大切です。


      それが、つけなくてもいい傷をつけてしまう悲劇を少しでも回避する一つの道だと、私は思います。
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