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月を抱く夜に
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    【月を抱く夜に】

    詞:Kunihira、一路八 曲:一路八



    月明かり 映して

    ゆがむ私 なびく風

    闇(よる)は いつも 消せない

    誰か 私 見て



    忘れない横顔

    手をのばしてつかんだの

    あなたの手 届く声

    消えないもの



    胸の奥に響く声は私を

    置き去りにして 

    ただいるだけでいい

    けれど あなたはもう見えない

    遠くの空に あのまなざしを思う



    雪光る 溶かして

    叫ぶ私 なでる風

    朝は やがて 明けゆく

    ここに 私 いる



    悲しみをぬぐって

    いつか重ねた記憶

    忘れない約束

    いつかまた会える



    夢のように すぎていく時の中

    泣いて 笑って 咲いて抱き合ってた

    月が見える 冷たくゆがむ

    夜も 思いも 凍るような時間も



    行くよ 私は行くよ どんな 道も 

    終わりを望みそうになっても

    春の日差しのなか微笑む

    あなたをずっと 

    この胸に抱きしめて




    【ライナーノーツ】



    マネージャーであるKunihiraとの共作になります。



    私は、常日頃Kunihiraは、言葉を使うセンスがとても良いなと感じておりまして、ぜひ作詞をやってみてほしいと思っていました。



    で、打診したところ、長いことずっとむにむにして一向に進まないので、とりあえず曲を先に作って彼に投げることにしました。



    あまり何も考えずに鍵盤に向かっていましたら、出来上がった旋律がなんとも切ないバラードになってしまい、頭を抱えていたKunihiraは、さらに膝まで抱えて丸まってしまいました。



    そして、さらに困ったことに、旋律に言葉を当てていくという感覚がよくわからなかったらしく、一つのフレーズに一体何文字入るのか、というところでパニックになってしまいました。



    そこで、紙に文字の数だけ線を引き、私が歌いながら彼が言葉を嵌め込んでいくという共同パズル作業が始まりました。



    でも、出てくる言葉はとても叙情的で美しくて、どこか物悲しくて素敵でした。彼の言葉のセンスはとても品があって、一つ一つの言葉はつながっているのかいないのかわからないけれど、意識しなくとも情景が浮かんでくるのです。



    作業を続けていくうちに、歌の中に一人の女性の姿が浮かび上がってきました。



    おそらく、大切な人を亡くしたか、会うのがとても困難な状況になったかで、心に耐え難い痛みを抱え、一人夜空に刺さった月を見上げる女性の横顔が見えてきました。



    あまりにその横顔が切なくて悲しくて、途中までできた歌詞が行き詰まってしまいました。どこへ、彼女を連れて行ったらいいかわからない。着地点が見えない。Kunihiraはまたもや頭を抱えてしまいました。



    そこで、私が私の願望も含めて、私だったら無理矢理でもいいからここにたどり着きたい、と思う場所に着地点を決めました。



    私だったら、立ち上がりたい。つらいけど、自分の足で大地を蹴って一歩踏み出したい。きっとそう思う。 そんな場所に着地点を決め、二人で言葉を嵌め込んでいきました。



    結果、とても素敵な曲になったと思います。これまで作ったことのない空気の曲が出来上がり、大好きな曲になりました。

    | 歌詞 | 21:09 | comments(0) | - |
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